4号機と5号機の比較(2)
図柄数
図柄数 | ||
4号機 | 5号機 | |
図柄数 | 7種類 | 10種類 |
リール内の図柄種類が最大10種類までに拡張されました。(1リールの図柄数は21程度)
また、「ボーナス図柄は実確率±30%以内まで」の規制がなくなったので組み合わせ自由度がUPしました。
例えば4号機では、ボーナス確率が1/300である場合、±30%とは1/210〜1/390ということになります。
1リールの図柄数が21図柄であれば、組み合わせは3リール含め21*21*21=9261数となります。
9261数の内の210は 9261 / 210 で約44通りの組み合わせのボーナスができます。
実際には5ライン機のため、44 / 5 で約9通りの組み合わせラインを作ることができます。
同じように考えると、ボーナス1/300ではボーナス図柄による組み合わせは
5以上9以下程度となっていました。
このような規制が5号機ではなくなるため、いろいろなボーナス図柄の組み合わせが期待されます。
リール回転中の演出
リール回転中 | ||
4号機 | 5号機 | |
消灯 | 規制無し | 停止時以外禁止 |
点滅 | 規制無し | 停止時以外禁止 |
バウンドストップ | 規制無し | 不可 |
リールフラッシュ系の演出はもちろん、バウンドストップによるボーナス確定演出も出来なくなりました。
ボーナス入賞時の配当
ボーナス入賞時の配当 | ||
4号機 | 5号機 | |
ボーナス入賞時の配当 | あり | なし |
4号機ではボーナス入賞時にはほんとの機種で15枚の払い出しがありましたが、これがなくなります。
ボーナス時の払い出しは0枚です。(4号機では北斗の拳、北斗の拳SEがそうです)
リールの自動停止
リールの自動停止 | ||
4号機 | 5号機 | |
リールの自動停止 | あり | 制限あり |
4号機では一定時間たつとリールは自動で停止していました。これが5号機では制限がかかりました。
具体的には、4号機では単に停止していたものが、5号機では自動停止時には子役やボーナスを揃えてはいけないと変わりました。
つまり、自動停止時には図柄が揃わないことになります。
そのため、各種メーカでは自動停止による処理が複雑になるため自動停止させないようにしている機種が多く出るようになっています。
ただし、すでにそんな中でも自動停止する機種も多く出ています。(リオパラダイスとか)
リール制御フラグ 2007/06追加
リール制御フラグ | ||
4号機 | 5号機 | |
1フラグにつき | 複数可能 | 1本限定 |
4号機ではリール制御が1フラグにつき複数可能だったためスイカA、スイカB等で数種類に分けることが可能でしたが、これが5号機では不可能になりました。
このため、メーカとしてはゲーム性の幅を広げるのが難しくなっています。
射幸性(1000円期待値) | ||
4号機 | 5号機 | |
1000円での平均ゲーム数 | 32G | 45G |
1000円でのボーナスなし期待値 | 48% | 63% |
これは今までの規制の結果、規制に沿ったパチスロ機を作ったときの1000円での平均ゲーム数とその期待値となります。
このため、5号機は大勝ちすることもなくなったが大負けもしない、また、少ない資金で遊べるようになりました。
ギャンブル性が大きいのが好きだった人には物足りないかもしれません。
【1000円でのボーナスなし期待値の求め方】
1000円で45G回せるというのは、メダル1枚20円で、1回3枚掛けするので、1回につき期待値確率X分のメダルが増加すると考えると、
始めに【50枚】もっている + (【3】枚がけの【X】分は増加) * 【45G】分 = 【3】枚がけ * 【45G】分できる
という式になります。
50 + (3 * X) * 45 = 45
この式を解くと X は 0.62963となります。
ボーナスと小役の同時当選 2007/06追加
ボーナスと小役の同時当選 | ||
4号機 | 5号機 | |
なし | あり |
4号機まではボーナスと小役の同時当選は無しでした。(ST機で擬似的な小役とボーナスの同時成立は表現可能でした)
5号機は例えばチェリー成立と同時にボーナスも成立可能なため、チェリー付きのリーチ目出現が可能となります。
そしてこの同時当選は5剛毅のほとんどの機種で搭載されています(2007/06現在)。
2007年2月現在、4号機に慣れていた、つまりはギャンブル性に慣れていたスロッターには、5号機は不評なことが多いようです。
ただ、純粋にパチスロを楽しみたい場合は、ギャンブル性が低くなり、また、図柄等が増えることからより演出を楽しめるようになったようです。
私自身は今はまだ、4.7号機のほうに足を運んでしまいます。
また、ギャンブル性、ゲーム性については、現在メーカーも規制をかいくぐり、ユーザ受けする機種を出そうと試行錯誤をしていることと思います。
4号機でストックやATがでたように、5号機でも斬新なゲーム性がある機種の登場を期待したいです。
また、規制内容の詳細は遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則を参照してください。
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