なぜ2027のようなゲーム性のパチスロ機が誕生したのか
なぜ2027のようなゲーム性のパチスロ機が誕生したのでしょうか。
ここでは2007年8月頃に導入が開始され、そこまでの5号機とのゲーム性を一新する2027のゲーム性のパチスロ機がなぜ誕生したのかを、5号機の規制の問題から説明していきたいと思います。
2027のゲーム性
なぜ2027のようなゲーム性のパチスロ機が誕生したのでしょうか。
これを考える上で必要となる情報は、5号機と言われている昨今のパチスロ機がどのような規制を受けているかを知る必要があります。
そもそもパチスロ機とは規制の上に成り立つゲームです。規制を破ったパチスロ機は世に出ることは出来ません。 そのため、パチスロ機のメーカはその時代の規制に沿った内容のパチスロ機を作るように開発を行っています。
このあたりの規制についての話の詳細を知りたい場合は4号機と5号機の比較(1)を参照下さい。
そんな中で、現在の5号機と呼ばれるパチスロ機に対する規制は、かなりギャンブル性が高くならないように規制されています。
今までの規制と一番の違いは、特定ゲーム数までの出玉率に規制がかかった点ではないでしょうか。
今までは、
・17500Gの出玉率が55%〜120%未満
という規制であったものが、
・400Gの出玉率が300%未満 ・6000Gの出玉率が150%未満 ・17500Gの出玉率が55%〜120%未満
と、400Gと6000Gまでにも規制が入りました。
これがどういう意味を表すかというと400Gで4万8千円、6000Gで18万円までしか勝つことが出来ないようにパチスロ機を作る必要があるということになります。計算方法については4号機と5号機の比較(1)を参照下さい
例えば4号機の吉宗のように、1G連がうまく連続すれば40分で10万円も夢ではないといったことが決しておきないということになります。 そのため、現行の5号機では短時間で爆裂するような機種は、規制がかかっているため決して作ることが出来ません。
そんなわけで現在の5号機はリプレイタイム(RT)やアシストタイム(ART)をうまく使い、長時間打ってじわじわとメダルが増えるような構造の機種が多く登場しています。
そしてその中でARTに特に出玉増加機能の主体を置いた機種として2027が登場しました。
2027は現在の規制の中で如何に安定して出るときは出ると感じてもらえるようにするかを考え、ボーナスによる短時間の出玉増加ではなく、ARTによる安定した少しずつのメダル増加機能を搭載したパチスロ機と言えると思います。 また、他には現行では、マーベルヒーローズもこれに当たると思います。
そして2027と時を同じくして出た北斗の件の後継機種、北斗の件2は、出る前の期待感とは裏腹に人気があまり出ていませんが、これはゲーム性、機械割の低さに原因があると思っています。 北斗の件2が2027の機能を搭載した形で出ていたら、そのブランド名と北斗の件のバトルモードと酷似したゲーム性とが合わさってかなりの人気が出たのではと思います。
最後になりますが、2027はこの規制の中よくこれほどのゲーム性を搭載できたと思っています。 5号機になりパチスロ人気は落ちていますが、これからもあっと驚くようなゲーム性を搭載した機種が登場していくことを一パチスロファンとしては願っています。
尚、本内容はメーカに聞いたわけではないため、あくまで管理人の考えですのでご了承ください。
この内容は実践!パチスロ攻略メルマガ(2007年11月11日号:002号)に掲載されたものです。