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株式会社ファースト違法パチスロ製造疑惑 (2008/09/27)

参考…各種業界ニュースより

 このページでは株式会社ファーストが違法パチスロ製造(裏モノ)に関与していたという疑惑の一部始終について紹介します。


違法パチスロ製造疑惑が発足


 事件の発端は、2008年7月29日、東京都中央区のパチスロ製造会社「ファースト」が、大当たりが出る確率を高めに調整するなどした違法な集積回路(ICチップ)を組み込んでボーナス確率等を調節したパチスロ機を製造、販売していた疑いが強まり、茨城、愛知などの5県警の合同捜査本部が商標法違反容疑で東京都の本社や茨城県結城市にある製造工場など5カ所を家宅捜索したことに始まります。

 そして同日、パチスロ製造会社「ファースト」(東京・中央)の社員や愛知県などの販売業者ら計7人を商標法違反容疑で逮捕しました。「違法チップとは知らなかった」などといずれも容疑を否認していました。

 また、捜査本部はほかに「ファースト」の社長(41)の逮捕状を取り、行方を追っていました。

 この時、逮捕されたのは同社常務、大島勇樹容疑者(44)ら社員4人ら。

 調べによると、ギャンブル性を高くすることで集客を狙ったとみられ、7人は大手電機メーカー製の正規商品の商標に似せた印字がされた、違法なICチップを積んだパチスロ機を製造。昨年11から12月にかけて、計72台を茨城県内のパチンコ店3店に計約2500万円で販売した疑いがもたれた。



その後、釈放


 その後、パチスロ機「ザゴルフ30」に関する商標違反容疑で8月18日に再逮捕、拘留されていたパチスロメーカーファーストの大島亨社長、大島勇樹常務ならびに同社社員ら4名が、処分保留で9月8日に釈放されました。また数日前にすでに同社社員1名は釈放されていたため、同社関係者の5人全員が釈放されたことになりました。

 処分保留という形で釈放となったことについて同社弁護団の藤田正人弁護士は、「容疑者の一人が逃亡中であるため」とその理由を説明。「今後容疑者が逮捕された時に、全容が解明されるのでは」語っています。

 そして、同社より、今回の件についての声明文がアップされました。



商標法違反事件についての説明


 ファースト弁護団声明文(2008.8.21)商標法違反事件についてのご説明(2008.09.10)は共に株式会社ファーストのサイトよりダウンロード可能です。

 ここではその内容を一部紹介します。詳細は商標法違反事件についてのご説明(2008.09.10)を参照ください。


 平成20 年9 月10 日

 商標法違反容疑による強制捜査について


 1 商標法違反容疑による強制捜査について

 当社製品の回胴式遊技機「ザゴルフ−30」に関する商標法違反容疑で再逮捕・勾留中であった当社役員(代表取締役・常務取締役)2名・従業員2名が、9月8日釈放されました。

 捜査本部は、当社が当社結城工場にて東芝の商標が付された偽造ICチップ(集積回路)の主基板への取付作業を行っていたとの誤解曲解に基づき、7月29日に強制捜査に着手し、当社役員・従業員を逮捕・勾留し、捜査を行ってきました。しかし、当社も当社役員・従業員も偽造ICチップ(集積回路)の取付作業に関与したことは一切なく、当社結城工場でそのような作業が行われた事実もないため、その旨を捜査本部に説明して参りました。

 そうしたところ、捜査本部は、8月中旬になって自らの誤りに気づき、漸く捜査の基本方針を転換し、本日、上記の4名を釈放するに至った次第です。


 2 『マジシャン』製造・販売について

 当社は、8月17日から新製品の回胴式遊技機『マジシャン』の納品を開始し、初期ロットは完売いたしました。この間、全国のホール様におかれては、所轄警察署を通じて各都道府県公安委員会に設置の承認をご申請いただき、公安委員会の許可を得た上で、『マジシャン』をホールに設置いただいております。

 ところで、この間、所轄署からホール様に対し、「『マジシャン』が検定取り消しになる可能性がある」等の説明があったとの連絡がありましたので、当社が問い合わせましたところ、県警本部からは所轄署に対しそのような指示は出していないとの回答を受けておりますので、ご安心下さい。

 また、茨城県警察本部から各都道府県公安委員会に対し、「『マジシャン』は基板に不正がある可能性があるので、設置検査時に通常検査に加えて基板に実装されているICチップの目視検査をしてほしい」との要請文が送付されたため、所轄署において目視検査を行うところもあると聞いております。しかし、『マジシャン』の基板に不正があるわけはなく、上記の要請は茨城県警による根拠なき営業妨害行為であると判断しております。

 『マジシャン』につきましては、各地公安委員会から速やかな設置承認が出され、順調に営業が開始されています。



ファースト(大島享社長)による状況説明


 最終的には、ファースト(大島享社長)は9月10日、同社本社にて同社製パチスロ『ザゴルフ-30』に係る商標法違反に対する状況説明を以下のように行いました。

 同事案に関しては7月29日、同社本社及び結城工場に強制捜査が入り、のちに任意出頭した大島社長を含め同社役員2名、従業員3名が逮捕、うち役員2名、従業員2名が8月18日に再逮捕されていたが、9月8日に全員が処分保留で釈放された。

 会見では冒頭で大島社長が「被疑者として嫌疑をかけられ、関係各位にご迷惑をお掛けしました」と謝罪。続いて弁護団の藤田正人弁護士が「当初よりファースト関係者、結城工場の関与はないと説明してきたが、8月中旬には捜査本部も捜査の誤りに気付き方針を転換、ようやく関係者の釈放に至った」と捜査の経過について説明した。

 今回の事案では2次販社にあたる販売商社関係者2名が起訴されたが、ファースト関係者全員が釈放されたことで「捜査は続いているが、今回釈放されたことでファーストに対する嫌疑はないと判断されたと認識している」(大島社長)とした。一方、不正改造機が設置されていた事実に対しては「メーカーとして、不正改造が起きないよう考えなければいけない。販売委託先の精査、流通過程における高度なセキュリティの実施など、対応を考える必要がある」との考えを示した。

 なお、藤田弁護士より『マジシャン』設置に対して一部所轄で『検定取消になる可能性がある』等の説明があるなど圧力のあったことが報告され、「同機は各都道府県公安委員会の検定を受けており設置の承認が得られない事態は考えられないが、そのような事例があれば至急対処するのでファーストまで連絡してほしい」とした。








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